伊藤村長からのメッセージ

更新日:2020年07月01日

    御杖村村長の伊藤収宜(いとうかずよし)です。

    本村は、奈良県の東端に位置する約1,600人の山あいの村です。

    紀元前後に伊勢内宮を創建した倭姫命(やまとひめのみこと)が遷宮の候補地としてお立ち寄りになり、印(しるし)として御杖(おんつえ)を置いて行かれた地と伝えられており、それにまつわる多くの由来や名勝があります。また豊富な自然や観光資源があり、四季を通じて多くの観光客が訪ねてくれています。

    奈良県内には18の過疎市町村があり、御杖村もその一つですが、近鉄大阪線沿線である宇陀市榛原や三重県名張市から車であれば30分弱と、他の過疎市町村と比べると比較的恵まれており、ゆったりとした気持ちで静かに充実した時を過ごすには最適の場所です。

    それにも関わらず、全国的な産業の構造変化の流れを受けて過疎化が進行しており、主要産業である農業・林業の低迷とともに、全体の人口に占める65歳以上人口の割合は55%を超える状況で、今後もこの傾向が続くと見込んでいます。

    「過疎」というと、暗くさみしいイメージを連想されるかもわかりませんが、私たちはそう考えていません。むしろ、まだまだチャレンジできること、伸びしろがあるという思いです。「元気な過疎」のむらづくり、それを実現するためには、これまでの我々の取組を継承しつつ、新しいアイデアや創意工夫を加えながら、与えられた課題や解決すべき問題に積極的に向き合って、かつ果敢に挑戦したいと思える、そのようなポジティブな職員が必要と考えています。

    私たち行政ができることは限られています。しかし、私たちにしかできないことがたくさんあります。「元気な過疎」のむらづくりに、みなさんの力を貸してください。よろしくお願いします。

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総務課
〒633-1302
奈良県宇陀郡御杖村大字菅野368番地
電話番号:0745-95-2001(内線:210~216)
ファックス:0745-95-6800

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