御杖村内の国及び県の指定文化財

更新日:2024年11月11日

国指定文化財

史跡 伊勢本街道 鞍取峠・桜峠・岩坂峠(令和6年10月11日指定)

伊勢本街道は西国から大和を経て伊勢神宮に参詣するため、近世において最も多く利用された街道で、鞍取峠・桜峠・岩坂峠は旧道の形態が良好に残り、往時の伊勢神宮参詣の様相を明らかにする貴重な遺跡であることから国の史跡に指定された。

鞍取峠

鞍取峠

桜峠

桜峠

岩坂峠

岩坂峠

奈良県指定文化財

文化財(建造物) 安能寺鐘楼門 (平成元年3月10日指定)

安能寺鐘楼門は、棟札により正徳2年(1712)建立と判明しており、木鼻及び肘木の絵様もこれに合致している。県東部山間地域に残る数少ない近世遺構の一つであり、素朴であるが、独特の構造手法がみられる門であることが評価され指定となった。

鐘楼門1
鐘楼門2
鐘楼門3

天然記念物(植物) 神末のカヤの巨木林 (平成17年3月29日指定)

神末の今西家周辺で多数のカヤを植栽して榧油を生産していたなごりから、カヤの大木9本が屋敷裏山に残されている。種子の形状から大半が母種のカヤであり、狭い尾根地形に多数残されているのは、植物学的及び生活文化的な景観として極めて貴重であることから指定された。

 

カヤの巨木林1
カヤの巨木林2

文化財は、先人から受け継いできた国民共有の貴重な財産です。郷土の歴史や文化を知る上で欠かせないものであり、また新しい文化を創造していく基盤となるものです。豊かな潤いのあるむらづくりのため、郷土の文化遺産を見直すとともに、文化財を大切にし、後世に伝えていきましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会事務局
〒633-1302
奈良県宇陀郡御杖村大字菅野368番地
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ファックス:0745-95-6800

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