御杖村要覧 2018
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 御杖村の歴史は古く、古代まで遡ります。第11代・垂仁天皇の皇女である倭姫命が、天照大神を奉じる大神宮の候補地を求めて御杖村を訪れた際、候補地の印として自らの「杖=御杖」を残したとされています。その伝説が、御杖村の由来となっています。 中世の時代までは伊勢神宮参詣のための伊勢本街道が発達し、宿場町として栄えました。 歴史に名の残る由緒あるこの地には、今、多くの寺社仏閣、景勝地、体験施設などが点在し、訪れる人々をもてなしています。春日神社(土屋原)天児屋根命(あまつこやねのみこと)が祀られています。境内には、樹齢400年ともいわれるイチョウの大木があります。女人高野最初の候補地として、弘法大師が建立したと伝えられています。山門は県の文化財に指定されています。小学校だった木造校舎を改造した、グリーンツーリズムの拠点施設。竹細工やコンニャク作りなどを家族や仲間と一緒に体験できます。 大和と伊勢を東西約14㎞にわたって結ぶ伊勢本街道が通る御杖村。江戸時代には、伊勢神宮参詣の宿場町として多くの人が行き交い活気にあふれていました。 街道沿いには今も旅籠の面影を残す建物や道標が残っており、神末地域には常夜燈と「いせみち」と刻む道標が静かに立っています。歴史情緒あふれる伊勢本街道は、往時の雰囲気をたどることができるスポットとして、現在でも多くの散策客が訪れています。安能寺伊勢本街道牛の放牧がされており、自由に過ごす牛たちの姿を見ることができます。みつえ高原牧場小学校だった木造校舎を改造した合宿型宿泊施設。地元の食材を使った食事やコンニャク作りなどができます。三季館本殿は流造で天児屋根命(あまつこやねのみこと)などが祀られています。春日神社(桃俣)春日神社(桃俣)宿泊施設「三季館」春日神社(土屋原)みつえ高原牧場369すいにんおんつえやまとひめのみこと

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